海上自衛隊パーフェクトガイド

完売御礼
2001.7現在、版元在庫がなくなりました。書店、取次店などに、若干の市中在庫があると思いますが、「完売」状態となりました。皆様のご愛顧に心から御礼申し上げます。

学研 「海上自衛隊パーフェクトガイド」
(株)学研 歴史群像別冊
海上自衛隊パーフェクトガイド
B5版 186ページ \2000+税
雑誌コード 69611-52 ISBN4-05-602256-9 C9431 \2000E

海上自衛隊の艦艇、航空機、車両を、編成、型別に、写真とデータ、イラストや図で紹介した、1冊です。
基本的に平成12年3月1日に在籍する全艦艇(3月末までに就役するものを含む)の写真、全支援船の一覧、航空機の全機種、今まで表に出なかった各種車両を、網羅的かつ深く掘り下げています。
前作の「自衛隊図鑑2000」同様、値段も大きさも、お手ごろではないでしょうか。 今迄のガイド本が、完全なカタログか、或いはラフな写真集であったのに対し、 写真掲載点数約600を超える(700前後と思います)、それでいて、各型を網羅的に紹介した、斬新な1冊です。
今回、不肖私めが僅かながら、お手伝いをさせていただきました。 −サークル会報と違い、本物の出版はとんでもなく大変でした−
今回のテーマは、海上自衛隊を始めて知る人にも、もっといろいろ知りたいという人にも、皆さんに喜んでもらえるのではと思います。
これを片手に、艦船ファン熱が増える事を期待しています。

苦心した点と言えば、発行が3月30日と言うことで、時あたかも編集が終了し印刷の最中に、新造艦船の就役、および退役、それらに伴う編成配属の変更です。何とかクリアしたつもりです。

経緯的には、解説文の支援と言う事でしたが、結局広範囲に参加させていただきました。
その範囲で、正誤補足など気の付いた点を、アンオフィシャルですが、以下に記載します。


  • 表紙
    補助艦艇 9,900t ⇒ 補助艦艇 99,000t
  • p11 右写真中段
    実習幹部 ⇒ 乗員
  • p28 たちかぜ spec
    5インチ54口径単装速射砲×2 ⇒ 5インチ54口径単装速射砲×1
  • p43 解説左中段
    SM1-ER ⇒ SM1-MR
  • p61 写真キャプション
    基地 ⇒ 清水港
  • p75 下段写真左
    EP3D多用機 ⇒ UP3C多用機
  • p81 第2潜水隊群 組織図
    第2潜水隊 SS578 はましお、SS590 おやしお ⇒ SS590 おやしお、SS592 うずしお 第6潜水隊 SS587 わかしお、SS589 あさしお ⇒ SS578 はましお、SS587 わかしお
  • p84
    高張力鋼のNS80とは、1平方cm辺り ⇒ 高張力鋼のNS80とは、1平方mm辺り
  • p91 信号旗
    「UW1」は「安全な航海を祈る」 ⇒ 「UW」は「安全な航海を祈る」、「UW1」はその返答として「感謝する」
  • p93 掃海隊群の組織図
    隊の番号順にしたはずなのですが、直ってませんでしたね。

  • Q p28 DD106さみだれ 第一回出動公試の出港は、引渡後では?
    A 艦尾の自衛艦旗から、この指摘かと思われますが、第一回出動公試の出港時の撮影で、引渡後ではありません。撮影時の「事実です」(就役時に発表する写真撮影の関係かと思われる)
  • Q p64 対艦ミサイル ハープーンの写真は、国産のSSM1Bではないか?
    A 護衛艦の多くは、ハープーンと、国産のSSM1Bの混載が可能となっている。上の「むらさめ」型搭載のミサイルは、左に2本載って居るのが国産のSSM1B、右に4本載って居るのがハープーン。 一般の出版物では、ハープーンと、国産のSSM1B、どちらか1つを搭載してある表記となっているが、これが誤解の元である。
  • Q 防空部隊のミサイル車両がみあたらないのですが、やはり省いたのでしょうか?
    A 艦艇中心で「車両もあるよ」程度だからです。 今回、車両の取材にわざわざ行った訳ではなく、下総と館山のが、以前撮っていた物で、まとまっていたので使ってます。で、当時は、短SAMは無かったんで。 ま、海自の短SAM載せるより、艦載ガスタービンエンジンとかの写真の方が見たい所でしょうしね。

  • スタンダードミサイル 補足
    対空誘導弾の系譜として、遠距離用タロス⇒打ち止め、中距離用テリア⇒SM1-ER、近距離用ターター⇒SM1-MR、と発展したのですが、タロス、テリア搭載艦は退役し、 やがてイージス用にSM1-MR⇒SM2-MRになり、ここでVLS用にSM2-ERができています。TMD用は SM2-ER ブロック4です。また、VLSは、SM2-MR、SM2-ER どちらも使えます。
    MR ミドルレンジ。ER エクステントレンジ。

私は出版業界のものでは有りませんが、仕事柄、点検照合についてはうるさいつもりなのですが・・・、ちまちま有りますね〜。
電子化作業ゆえの間違い、複写ミスなども、いろいろな段階で起きてしまいます。

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学研(学習研究社)
日本の義務教育を受けた人なら知らない人はいないであろう出版社です。 最近では、歴史群像シリーズで、戦国や、軍事に関する出版も増えています。


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新規作成日:2000年3月3日/最終更新日:2001年7月11日