中型飛行機 サーブ340B
中型飛行機 サーブ340B
スウェーデンの総合重工業、サーブ社の開発製造機。原形の340型は、1984.5.15に型式証明を取得している。340B型は、1995年末に、カナダの型式証明を取得した。
機体構造は金属製であるが、ドア、フロア、操縦翼面には複合材が使用され、軽量化が計られている。
「ハコフグ」として親しまれていたスカイバン型機の代替として導入された。
YS-11A型より小さい機体にもかかわらず、速力:、航続力はほとんど変わりが無い。
機体下面には、捜索用レーダーと、自動追尾指揮赤外線カメラを装備する。
また、大型レーダーにも匹敵する解像度が得られる、合成開口レーダーが、後日装備されている。
相当数の導入も見込まれたが、メーカーの生産中止により、2機の導入で終わった経緯がある。
正式名称は、サーブ・スカニア式340B型。
2機が配備されており、羽田航空基地をベースに行動していたが、2004.10.1の関西空港海上保安航空基地の発足により、同基地に配属替えとなった。
海上保安庁の航空機には、公募等により愛称がつけられており、当初「はまたか1号」「はまたか2号」と呼ばれていたが、配属替えに伴い、「はやぶさ1号」「はやぶさ2号」に改められている。
全長: 19.7m
全幅: 22.75m
全高: 6.97m
自重: 8488kg
最大離陸重量: 13155kg
発動機: ターボプロップ2基
出力: 1870馬力×2
最高速力: 250kt
巡航速力: 198kt
航続距離: 1840浬
最大搭乗者数: 27名
MA 951 はやぶさ1号 平成9年7月28日 関西空港海上保安航空基地
MA 952 はやぶさ2号 平成9年9月29日 関西空港海上保安航空基地
新規作成日:2004年11月10日/最終更新日:2004年11月12日