2004.6.14 東京港 東京港テロ対策合同訓練
本項は 「海上保安庁パーフェクトガイド」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2005年3月のデータにもとずいています。
また、掲載出版内容と異なる部分も多々あります。
新規作成日:2005年5月7日以前を最終更新日としているものは、準備資料のまま内容の更新がないことを示しています。
2004.6.14 東京港 東京港テロ対策合同訓練
海上保安庁では、関係機関と協力し、各種警備訓練を行っている。
東京港テロ対策合同訓練もそのひとつで、関係機関合同で訓練が行われた。
東京港テロ対策合同訓練
訓練想定
想定1(洋上訓練)
「国際テロリスト数名が洋上において外国船舶から小型船に移乗し、東京港10号地ふ頭に上陸する。」との想定で、関係機関の船艇6隻が緊急発動し、連携して該船の捜索発見、追跡にあたり、洋上において小銃射撃、容疑船を挟撃のうえこれを捕捉、テロリストの制圧検挙、船内合同検索の訓練を実施。
ポイント@ 警告弾(音響・閃光)使用
東京水上警察署警備艇が発見した容疑船(テロリスト乗船)を追跡、巡視艇の停船命令に応じないため、進路規制をおこないつつ巡視艇ゆりかぜが前方から、巡視艇ゆめかぜが後方から警告弾を投てきし、逃走を阻止。
ポイントA 小銃(空砲)による威嚇射撃
逃走をつづける容疑船に乗船するテロリスト1名が、巡視艇ゆめかぜに向け発砲、現場指揮から巡視艇乗船の特別警備隊長に海面への威嚇射撃命令を発し、巡視艇ゆめかぜ、ゆりかぜの順に小銃による海面への威嚇射撃を実施。
ポイントB 洋上挟撃捕捉・テロリスト制圧検挙
威嚇射撃により停船した容疑船を巡視艇ゆめかぜ、ゆりかぜが挟撃し、海上保安庁の特別機動隊員が小型船に移乗し、テロリストを制圧検挙する。
想定2(岸壁訓練)
「国際テロリスト約12名が、東京港10号地に着岸した外国旅客船内に潜伏し、上陸を企図している。」との想定で、旅客船に潜伏したテロリストを、警視庁の部隊等が制圧検拳し、船内合同検索、爆発物処理の訓練を実施。
ポイント@ 船外に逃走し激しく抵抗するテロリスト5名を制圧検挙
ポイントA 船外に逃走する車輌を挟撃阻止
ポイントB 車内から逃走海上に飛び込んだテロリストを確保
ポイントC 車内立てこもりのテロリストを引出検挙
ポイントD 爆発物処理班による車内の爆発物(様の物)処理
東京港テロ対策合同訓練参加部署
東京都港湾局
警視庁(東京水上警察署、機動隊、爆発物処理班、水難救助班、公安機動捜査隊、航空隊、警備犬)
海上保安庁(東京海上保安部、横浜海上保安部)
財務省 東京税関
法務省 東京入国管理局
東京消防庁(臨港消防署)
国土交通省 関東運輸局、関東地方整備局
東京検疫所
オーシャン東九フェリー株式会社
訓練参加船艇
東京都港湾局 水面監視艇わかしお、はやかぜ 総トン数19トン、
警視庁(東京水上警察署) 警備艇ふじ、ひので、つきしま、だいば
海上保安庁(東京海上保安部) 巡視艇まつなみ、ゆりかぜ、いそぎく、やまぶき、はやかぜ
(横浜海上保安部) 巡視船しきね
財務省 東京税関 監視艇あさま 全長18.5m総トン数27トン
東京消防庁(臨港消防署) 消防艇みやこどり 全長32m総トン数119トン
オーシャン東九フェリー株式会社 おーしゃんいーすと 総トン数 11,500トン 全長166m 全幅25m 航海速カ21.5kt
洋上訓練
不審船舶の捜索へ急行
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不審船舶の追跡
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巡視艇からの威嚇射撃
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容疑船捕捉検挙
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岸壁訓練
テロリストが立てこもった船舶に警察が急行
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脱出に成功した船長を警察が保護
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海に逃亡を図ったテロリストを警察が確保
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発見された爆発物を警察が処理
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船尾出口を固める海上保安庁特警隊。抵抗し逃走を図るテロリストを検挙。
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[写真は択一][数枚可]
新規作成日:2005年5月7日/最終更新日:2004年11月21日