洋上救急
本項は 「海上保安庁パーフェクトガイド」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2005年3月のデータにもとずいています。
また、掲載出版内容と異なる部分も多々あります。
新規作成日:2005年5月7日以前を最終更新日としているものは、準備資料のまま内容の更新がないことを示しています。
洋上救急
「洋上救急」とは、洋上の船舶上で傷病者が発生し、医師による緊急の加療が必要な場合に、協力医療機関の医師・看護師を海上保安庁の巡視船・航空機等により現場に急送するとともに、傷病者を巡視船等に収容して、医師等による医療措置を実施しつつ、迅速かつ的確に陸上の医療機関に搬送する制度である。
洋上救急は、我が国沿岸海域において海難救助活動を行う民間ボランティア団体である社団法人日本水難救済会が、海上保安庁のほか、協力医療機関、関係官庁、関係団体等と協力し、人命救助と船員福祉という人道的観点に立脚して昭和60年10月に閲始した事業である。
洋上救急協力医療機関の医師・看護師は、遥か洋上の傷病者のところまで、巡視船・航空機等を乗り継いで出動する。このため、悪天候、動揺、振動、狭い船内や機内といった悪条件下でも洋上往診を無事にやり遂げて傷病者を救助するために、定期的に海上保安庁の巡視船やヘリコブターなどにより洋上救急慣熟訓練を行っている。
新規作成日:2005年5月7日/最終更新日:2005年4月12日