Jpn 巡視船艇の番号・船名付与分類 MSA



本項は 「海上保安庁パーフェクトガイド」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2005年3月のデータにもとずいています。
また、掲載出版内容と異なる部分も多々あります。
新規作成日:2005年5月7日以前を最終更新日としているものは、準備資料のまま内容の更新がないことを示しています。


巡視船艇の番号・船名付与分類

巡視船艇には、番号・船名付与分類の基準が定められている。
概ね、以下の基準の中で、各地域に密着し、知名度の高い名称から選ばれている。

PLH ヘリコプター2機搭載型巡視船: 古い日本の国名
PLH ヘリコプター1機搭載型巡視船: 海峡、水道、山、古い日本の国名
PL 大型巡視船: 半島、岬、湾、島、海岸
PM 中型巡視船: 河川、島
PS 小型巡視船: 山
FL 消防船: 竜
FM 消防艇: 滝
PC 大型巡視艇: 雪、霧、波、月、雲
CL 中型巡視艇: 風、花
その他: 名所旧跡、自然現象、星、星座、水鳥、瀬戸、水道、Mを冠した三桁の数字


なお、表記にあたって「ゃ」「ゅ」「ょ」などの文字は使用せず、「や」「ゆ」「よ」などと表記する。
従って、「ひりゅう」などの場合「ひりゆう」と表記する。
例外的に、「りゅうきゅう」などの場合「りゅうきゅう」と表記する。

また、近年、海上自衛隊との連携に際して、船艇の名前が紛らわしくないようにするため、巡視船艇について、新船名命名に当たっては、海上自衛隊の艦艇と重複しない命名とすることが盛り込まれた。
尚、実働に際しては、元来、海上保安庁の場合は「こちら巡視船こんごう」、海上自衛隊の場合は「こちら護衛艦(或いは自衛艦)こんごう」などと発するため、基本的に混乱することはない。


実際の命名は、進水式の中で行われるが、予定船名はそれ以前に決定されており、進水前の段階では既に決定されていて、現場関係者の中では予定船名で呼ばれることもある。

海上保安庁の場合、船艇は、個々の海上保安部等に割り付けられており、基本的に代替建造となるため、個々の船艇に対応してあらかじめ配属先が決まることが多く、旧船名を継承する場合も多い。



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新規作成日:2005年5月7日/最終更新日:2005年2月17日