海上交通センター
本項は 「海上保安庁パーフェクトガイド」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2005年3月のデータにもとずいています。
また、掲載出版内容と異なる部分も多々あります。
新規作成日:2005年5月7日以前を最終更新日としているものは、準備資料のまま内容の更新がないことを示しています。
海上交通センター
海上交通センターは、船舶の安全運行に必要な情報の提供と航行管制を一元的に行うことにより、輻輳海域における海上交通の安全を図っていまる。
現在、海上交通センターは、東京湾、名古屋港、伊勢湾、大阪湾、備讃瀬戸、来島海峡、関門海峡の7箇所に設置されており、航路の航行制限状況、海難等の状況、巨大船の航路入港予定、船舶の動向、気象・海象等の他、定められた情報の提供を実施するとともに、航路通報の受理及び視界不良時の航路航行制限の指示等管制業務を行っている。
東京湾海上交通センター
東京湾の浦賀水道は、湾内に首都圏と京浜京葉工業地帯をかかえ、日本有数の船舶輻輳海域であり、東京湾の入り口である観音崎に、日本ではじめての、海上交通センターがおかれている。
東京湾海上交通センターは、観音埼、本牧、浦安及び海ほたるに設置されている高性能レーダーにより、東京湾内を航行する船舶の動向を把握し、航行に必要な情報を提供する航行援助業務と航行管制業を行い、24時間体制で東京湾の交通を監視している。
また、平成16年7月1日には、航行管制の円滑化、情報提供の高度化を図るため、東京湾とその周辺海域で、AIS(船舶自動識別装置)を活用した次世代型航行支援システムの運用が開始された。
AISを搭載している船舶から、船名や位置などの必要な情報を無線により自動的に収集し、海上交通センターの運用卓に表示するとともに、安全航行を支援するための情報を陸上側から船舶へ提供することができる。
AIS(Automatic Identification System:船舶自動識別装置)とは、船舶に搭載し、識別符号、船名、位置、針路、船速、行き先などの船舶固有のデータを、自動的にVHF無線で送受信する装置。
各船舶搭載のAISを中継することにより、レーダーでも識別できない島影の船舶も識別することができる。
VHFデータ通信を使用し、船舶相互間、船舶・陸上間で通信を行う。
SOLAS条約(海上における人命の安全のための国際条約)の改正により、平成14年(2002年)7月から平成20年(2008年)7月までに、一定の船舶に対し順次搭載が義務化されることとなっている。
[写真は数点]
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管制室
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管制室 予備管制卓
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管制室 予備管制卓、通行船舶の一覧が表示される。
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AISモニタ画面の表示例
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船舶監視モニター
観音崎24km
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横須賀沖北24km
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アクアライン24km
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観音崎南24km
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浦賀水道全航路
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横須賀沖北16km
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アクアライン16km
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観音崎南30km
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観音崎北30km
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横浜沖北30km
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観音崎アクアライン
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東京湾全景
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新規作成日:2005年5月7日/最終更新日:2004年12月5日