凡例
本項は 「海上保安庁パーフェクトガイド」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2005年3月のデータにもとずいています。
また、掲載出版内容と異なる部分も多々あります。
新規作成日:2005年5月7日以前を最終更新日としているものは、準備資料のまま内容の更新がないことを示しています。
船艇凡例
代表船名を用いる「○○○型」においては、代表船名たる船舶が船名変更された場合でも、当初の船名のままとした。
これは、海上保安庁においては、配属変更により、配属地周辺に関連する船名に変更される例が多く、船名変更に伴う度に「○○○型」の参照統一性が保てなくなるため、今回この方式とした。
また、主要データも、各船で実は微妙に違うケースも多々あるが、各型の基本データとして見ていただきたい。
- 総トン数
船体の有効部分の容積をあらわしており重量との対応関係はない。
古来、船の積荷は、樽で、それが幾つ積めるかが、船の大きさの単位となり、どのくらい積めるのか、その容積を示している。
特記なき場合は、現行法(船舶のトン数の測度に関する法律)に基づくものを示す。
(旧)とあるものは、旧法(船舶積量測度法)に基づくものを示す。
海上保安庁の船舶は、艦艇ではなく、官庁船であるため、通常総トン数で扱う。
- 満載排水量
海上保安庁の船舶は、ジェーン軍艦年鑑によれば、準軍艦として扱われており、排水量として表示される場合もある。
排水量は、必要物資等の最大搭載状態の全体重量を示す。
- 常備排水量
明確な規定は無いが、一般論として、行動に必要な燃料物資を、必要量搭載した状態の重量を示す。
- 全長
船体の全長を示す。
- 最大幅
船体の全幅を示す。
- 深さ
船体の深さを示す。船体部分の、甲板〜船底の高さを示す。
- 主機
機関の種類、搭載数、推進方式を示す。
海上保安庁の船舶は、一般にディーゼル機関が主流である。
推進方式は、一般にスクリューによるものだが、近年、ウォータージェット方式のものも増えてきている。
軸数は、スクリューの数を示す。
- 出力
機関の出力を示す。
- 速力
原則として、最大速力を示す。
40+ktなどとあるものは、40kt以上を示す。
1kt(ノット)は、1時間に1浬(1.852km)進む速さ。
- 航続距離
連続航行可能な距離を示す。
1浬(カイリ)は、1.852km。
- 武器
建造時期や配属地域により異なっているが、代表的な例を示す。
- 搭載ヘリコプター
固有の搭載機を示す。
- 船質
船体の材質を示す。
- 航行区域
船舶登録上の航行区域を示す。
遠洋(国際航行)、遠洋、近海、沿海、沿海(制限付)、限定沿海、平水、などがある。
順に、全世界を航行範囲とするものから、沿岸域に分けて、分類される。
沿海は陸上から20浬、近海は西はマラッカ海峡を超える東経94度、東はカムチャッカを超える東経175度、南はニューギニアを超える南緯11度に囲まれた範囲内をいう。
そして遠洋は、沿海を超える全ての海域である。
- 最大搭載人員
船舶登録上の最大搭載人員を示す。
通常、乗員定数を示す。
観閲式や体験航海などの場合、臨時に船舶登録を変更し、「旅客船」として限定範囲で最大搭載人員を拡大して運用する。
- 同型船
就役中、及び建造中の船艇について、記号、番号、船名、就役日の順に示す。
航空機凡例
- 全長
固定翼機については機体の全長、回転翼機についてはローターを含めた機体の全長を示す。
- 全幅
固定翼機について機体の全幅を示す。
- 全高
固定翼機については機体の全高、回転翼機についてはローターを含めた機体の全高を示す。
- ローター径
回転翼機についてローターの直径を示す。
- 自重
機体本体の重量を示す。
- 最大離陸重量
一般に、航空機のもっとも重い状態の重量で、各種装備、燃料、乗員を満載した状態の重さ。
- 発動機
搭載するエンジンの種類、基数を示す。
- 出力
機関の出力を示す。
- 最高速力
最大速力を示す。
1ktは、1時間に1.852km進む速さ。
- 巡航速力
巡航速力を示す。
1ktは、1時間に1.852km進む速さ。
- 航続距離
巡航等による最大の航続距離を示す。
1浬は、1.852km。
- 最大搭乗者数
便乗者を含む最大搭載人員を示す。
新規作成日:2005年5月7日/最終更新日:2005年1月18日