2642 沼津 海上自衛隊 輸送艦おおすみ搭載LCAC ビーチング訓練

2642 沼津 観測記 令和4年6月4日 土曜 曇り/晴れ 8:00〜15:00

今日は、海上自衛隊 輸送艦おおすみ搭載LCACの、ビーチング訓練(離着岸訓練)を見学に出動。
LST(戦車揚陸艦)型の輸送艦の訓練としての、ビーチング訓練(離着岸訓練/海岸救難訓練)は、しばし、静岡県沼津市今沢(片浜)の海岸で実施されていたが、LCACは平成14年2月20日が初めての実施で、平成21年8月26日以来だ。
この地での訓練は、以前よりここで行われていたが、事前情報や、調整が難しく、また、箱根より遠方でも有り、2001-2002年の3回しか見学した事がなく、同時に、海上自衛隊も、LST(戦車揚陸艦)型輸送艦の減少に伴い、新しい形の訓練となっている。

前回は、陸上自衛隊 富士総合火力演習で御殿場へ来ており、演習実施日の間にいちいち東京まで戻るのも面倒なので、そのまま転進。
鉄道で来るのは、平成14年2月20日 以来。

コロナ禍以来お出かけ激減で、3日連続は、コロナ禍以降初。
果たして4:15起床、5:05西小山⇒5:19/5:20武蔵小杉⇒5:40/5:48横浜⇒沼津⇒7:37片浜。
前に来た時は、東海道線は、22シートの車両でゆったりだったが、、、なんか混んでる。
横浜でた後、駅ごとで上りのコンテナ貨車とすれ違う。

最短ルートでとぼとぼ浜辺へ出てみると、7:55 遠方にLST4001おおすみが遊弋している。8:20 LCAC2101が航走、8:26 上陸、8:36離岸、8:42 上陸。
8:52 LCAC2105が上陸、以降、何度かランディング訓練、11:30- 休憩
と、乗艇見学。12:20-12:30。
12:54- 午後の訓練。
13:30 作戦終了。

以前は、朝から準備で、9:00くらいから訓練が開始されていて、お昼を挟んで午後は、LCAC同士の救難訓練、15:00くらいで終了していた。

LSTの訓練の場合は、乗員全員が参加するが、LCACの場合、結局2艇の乗員中心の訓練となるようだ。

前回、ここの常連ではあるW@清水なる御仁が登場し荒れていたが、今回は不在。
なにやらブツブツいっていたと思ったら、蹴っ飛ばしてきて「写すのに邪魔だからどけ」みたいな事を言っていたが。。。この広い海岸で写しているのはホンの二三人なのだから、自分がちょっとずれれば済むことだろうに。。。
この御仁、以前、ある出版社に「自分の写真と記事を送ってやるから使え」みたいな手紙を送って顰蹙を買っていたが、自分のが採用されない腹いせだろうか。。。

15:24片浜⇒15:51/16:06熱海⇒17:20/17:28横浜・特急⇒17:42/17:47武蔵小杉⇒18:00西小山にて撤収

JRは、熱海を挟んで東はJR東日本、西はJR東海で、ICカードはそのまま股げない仕組みとなっている。。
と、横浜からの場合、直行では1980円だが、片浜-熱海510円、熱海-横浜1342円で、合計1852円と、分けた方がだいぶ安い。

今日もTDSのダッフィーくん、シェリー・メイちゃんのぬいぐるみを連れて行って、いっしょに撮影。今日のお洋服は、海上自衛隊風迷彩服、パイロットスーツ。

今日のレンズのラインナップは、18-140,150-500,50☆。
D7500/18-140, D7100/150-500
撮影枚数約1217。 うちのダッフィーくんが82。


訓練参加艦艇
輸送艦 LST4001 おおすみ、搭載艇LCAC2101、LCAC2105

LCACは、アメリカ海軍制式の物と同型で、エアクッション(ホーバークラフト)型である。当初国産も計画されていたが、Textron社製の、アメリカ海軍と同一の物が輸入された。
90式戦車1台の搭載が可能である。
アメリカのLCACとは、部隊での管理方式が異なり、海上自衛隊は、当初、個艦の搭載艇とされていたが、自衛艦籍に移され、第一エルキャック艇隊とした運用により、適時、輸送艦に派遣される形となっている。
が、実質、基本的には、配置が固定していて、個艦の搭載艇と似たようなもので、何らかの理由で使えないときに、融通しやすくされているという。
逆に、要員のほうは、全体の組織運用的なものも多く、通常の乗員よりもハードなようだ。

LCAC(エルキャック)固有の乗組員は5名で、クラフトマスター(CM 操縦)、エンジニア(EMG 機関操作)、ナビゲーター(NAV レーダー要員)、ロードマスター(RM 見張り)、デッキエンジニア(DE)がいる。更に艇指揮にあたるOICが乗り込む。この他に2隻の整備のために8人の専門スタッフがいる。
通常の定員は24名で、運航中は乗員と言えどもデッキに出る事はできない。人員輸送の場合は、プレハブ式のハウスを組み上げて、キャビンとして約130名搭載する。
緊急時は、車両(トラックなど)を搭載、固縛し、人員を収容する方式を取る。
LCAC(エルキャック)とは、エアクッション型揚陸艇(Landing Ccraft AirCushion)の意味である。




戻る TOPに戻る


新規作成日:2022年7月14日/最終更新日:2022年7月14日